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セブン&アイ争奪戦、背後にアクティビストの影 交渉が進まない硬直状態が続いたが、ついに…

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買収提案に揺れるセブン&アイ、焦点になっているのがアクティビストの動向だ(撮影:梅谷秀司)

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セブン&アイ・ホールディングスの買収をめぐる問題が新局面を迎えている。複数の関係者によると、足元でアクティビスト(物言う株主)がセブン&アイに接触し、株主提案までちらつかせているという。

セブン&アイとアクティビストといえば、記憶に新しいのが2023年5月の株主総会だ。グループ構造のあり方をめぐり、経営陣と対立したアメリカの投資ファンド、バリューアクト・キャピタルが井阪隆一社長らに退陣を求めたことがあった。

当時の株主提案は反対多数で否決され、井阪氏らは続投したが、あれから2年、今度はセブン&アイで何が起こるのか。

アクティビストが書簡を送付

背景にあるのが、昨年に相次いだセブン&アイへの買収提案だ。

昨年8月、セブン&アイはカナダの同業大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受領したと公表。その後、クシュタールは提案を総額7兆円まで引き上げた。11月にはセブン&アイの伊藤順朗副社長ら創業一族による9兆円規模のMBO(経営陣による買収)提案が明らかになった。

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