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クシュタール「セブンを敵対的買収しない」の真意 カナダ小売り大手の創業会長らが緊急会見

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買収実現に向けて懸念払拭を図ったが、具体策は示されなかった。

一代で今のアリマンタシォン・クシュタールを築いたアラン・ブシャール会長(撮影:尾形文繁)

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「統合でコンビニ、いや、小売業のグローバルリーダーになれる」――。

セブン&アイ・ホールディングスに買収提案を行っているアリマンタシォン・クシュタールは3月13日、都内で会見を開き、同社創業者のアラン・ブシャール会長らが説明に立った。

ブシャール氏は冒頭のスピーチで、現在までセブン&アイ側と会合を持つことがほぼ不可能な状況にあり、「(セブン&アイから出てくるのは)規制の話ばかりで残念だ」と不満を口にした。

セブン&アイ経営陣は、アメリカでシェアトップのセブン‐イレブンと同2位のクシュタールの統合には、競争当局であるFTC(米連邦取引委員会)の理解が得られないとし、本格的な統合交渉には現時点で後ろ向きだ。

これに対し、アレックス・ミラー社長CEOは「われわれは過去75件のM&Aで成長してきた。FTCの対応には慣れており、この取引も実現できると確信している」と語り、NDA(秘密保持契約)の締結や協業に向けた議論をセブン&アイに再度求めた。

ブシャール氏は交渉が長引いた際に提案を撤回する可能性について問われると、「答えはノーだ」と野心を見せた一方、敵対的買収については「検討していない」と話した。

しかし、この言葉を額面通り受け取るわけにはいかないだろう。

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