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チームでベニマル150店を視察した
――ヨークHDへの投資を決断した背景を教えてください。
アウトドア用品のスノーピークやアパレルのマッシュHDなど、日本の消費財セクターには多くの投資をしてきた。オンライン化の余波で小売業が低迷するという見方もあるが、やれることはまだまだある。
セブン&アイHDは成長市場であるコンビニ事業に経営資源を投下してきたが、ノンコア事業であるスーパーや専門店には注力しきれていなかった。仕方ない側面もあるが、もったいない。経営のマインドセットをヨークHDに集中させる必要がある。
この点、われわれには日立製作所から日立金属(現プロテリアル)を、オリンパスから(工業用顕微鏡などを手がける)エビデント社を買収した実績がある。コングロマリット企業が一部の事業を切り出し、独立させるなら、(投資ファンドの下で)再び成長させられると考えた。
――ヨークHDは約30もの事業会社を束ねていますが、売上高の8割以上はヨーカ堂やベニマルといったスーパー事業が占めます。再建の要はスーパー事業のテコ入れでしょうか?
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