
現在のセブンに、クシュタールの提案を上回る成長戦略を打ち出すのは難しそうだ(撮影:今井康一)
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狙われた巨艦、セブン&アイの行方は――。セブン&アイ・ホールディングスが井阪隆一社長の交代を検討している。

スティーブン・ヘイズ・デイカス 1960年生まれ、64歳。ウォルマート傘下にあった西友のCEOなどを歴任。スシロー運営会社では2015年7月から社外取締役を務め、後に会長に就任した。2022年5月にセブン&アイの社外取締役に就任。特別委員会の委員長も務める(写真:セブン&アイ)
後任は筆頭社外取締役であるスティーブン・ヘイズ・デイカス氏とみられており、近く開く取締役会で決議されるもようだ。
カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けているセブン&アイ経営陣は、社長交代と、それに伴う戦略の修正によって株価を浮上させ、買収を避けたい考えだ。
社長交代が浮上した今、焦点の一つとなるのが井阪体制後の経営方針だ。今回、東洋経済の取材によって、新戦略の大枠が浮かび上がってきた。
単独路線のハードルは高い
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