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EVシフトを生き抜く「自動車部品メーカー」の戦略 エンジン車で培った技術力をどう生かすのか

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日本自動車部品工業会 会長、日本発条 会長の茅本隆司氏
茅本隆司(かやもと・たかし)/日本自動車部品工業会 会長、日本発条 会長。1956年生まれ。1979年京都大学工学部卒業後、日本発条(ニッパツ)入社。常務、専務などを歴任し、2017年社長、2024年4月会長(現職)。5月から日本自動車部品工業会会長(撮影:大澤 誠)

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分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

電気自動車(EV)化の減速や保護主義の高まりなど混迷を極める自動車業界。国内では完成車メーカーの下請法違反も注目を集めた。諸問題にどう対応するのか、日本自動車部品工業会(部工会)の茅本隆司会長に聞いた。

供給責任を最後まで果たしていく

──EV化の進展が自動車部品メーカーに与える影響は?

EVはエンジン車に比べて部品点数が少ないので、エンジン関連の部品を製造しているメーカーはそうとう難しくなるだろう。ただ、大手は覚悟を決めて業態や製品を変化させようと努力しているので、切り抜ける会社が多いと思う。

一方、規模の小さいティア2やティア3以下の部品メーカーだと、そうした対応も厳しい面がある。部工会としては、(事業転換などを支援する)国の補助金や優遇政策を会員各社に紹介するなど、情報提供することで助けていく。

──部品メーカーの生存戦略は?

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