大手同士の経営統合、調剤薬局や食品スーパーの傘下入りで再編が進む。
株式投資を始めた個人投資家にとって、最も必要なのは決算書を読むスキルである。それはビジネスパーソンも同じ。『週刊東洋経済』6月8日号の第1特集は「決算書で儲ける!」だ。
大手同士の経営統合や中小企業の傘下入りにより再編が進むドラッグストア業界。今年2月末には、イオン子会社で業界首位のウエルシアHD(ホールディングス)と、2位のツルハHDが経営統合の協議を開始すると発表。株式交換でウエルシアがツルハの子会社となった後、イオンがツルハを子会社化する見通しで、2027年末までの合意を目指す。成功すれば2兆円規模のドラッグ連合が誕生することとなる。
ウエルシアはこれまでも積極的なM&A(合併・買収)で成長を続けてきた。16年にCFSコーポレーション、21年にはププレひまわりを子会社化。売上高は22年2月期に業界初の1兆円を達成し、6年間で2倍近くに拡大した格好だ。
収益性改善には時間がかかる
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