イオンの動向が注目される。

21年に経営統合したマツキヨココカラ。訪日客の回復を好機とする(写真:記者撮影)
鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
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2023年は業界再編の動きが垣間見えた1年だった。
アクティビスト(モノ言う株主)として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが23年5月8日時点で、ドラッグストア業界2位のツルハホールディングス(HD)に対する保有比率を12.84%に引き上げた。
同ファンドは同年8月開催の定時株主総会において、創業家である鶴羽家を中心とする現経営陣の総入れ替えなどを要求する株主提案を行った。株主提案が承認された場合、ドラッグストア大手同士の経営統合など業界再編を提案していくことも示唆した。
大株主イオンの動向に注目
結果としてオアシスの株主提案は否決され、株主総会はツルハHDの勝利に終わった。だが、鶴羽家にとっての悩みの種は残り続けている。今後の動向が注目されるのは、ツルハHD株式を13%超保有する大株主のイオンだ。
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