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訪日客の復活で「超絶好調」な百貨店で進む淘汰 免税売上高は2019年4月の最高記録を更新

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銀座は以前の活気を取り戻した。

買い物客でにぎわう銀座
買い物客でにぎわう東京・銀座。観光バスも行き交う

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2023年11月中旬、東京・銀座に店を構える銀座三越の前は買い物客でにぎわっていた。訪日観光客らしき人々の姿も見られ、街はコロナ禍前の活気を取り戻していた。

日本百貨店協会調べによると、23年10月の百貨店免税売上高は383億円(前年同期比78%増)。それまでの最高売上高344億円(19年4月)を超え、月の免税売上高として最高額を更新した。

好調を牽引するのが、ラグジュアリーブランドのバッグや時計・宝飾などの高額品。百貨店の商品は化粧品や食品などの「消耗品」と衣服・雑貨などの「一般物品」に大きく分類されるが、中国人観光客を中心に化粧品などの「爆買い」現象で潤った19年は、消耗品と一般物品がおよそ5割ずつだった。対して、直近は免税売り上げの9割を一般物品が占める。

中国人観光客は以前の3割に

訪日観光客の需要動向が以前と違うのは、中国人観光客の回復度合が影響しているようだ。日本政府観光局(JNTO)によれば23年10月の中国からの訪日客は25.6万人と、19年同月の3割の水準にとどまる。

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