経営手腕が問われる。
2023年は世代交代が進んだアパレル業界。24年は新しい経営者の成果が問われる年となりそうだ。
8月、ファーストリテイリングの子会社、ユニクロが社長交代を発表。創業者で前社長の柳井正氏は会長に就任。新たな社長には、北米の立て直しなどに尽力した塚越大介氏が就任した。ユニクロの社長交代は初めてのことだ。
ユニクロ以外にもセレクトショップのアーバンリサーチが、創業者・竹村幸造氏から同氏の長男で前副社長の竹村圭祐氏に交代したほか、紳士・婦人カジュアルブランドを展開するアバハウスインターナショナルでも、創業者で前社長の眞岸洋一氏が会長に、関連会社で指揮を執っていた水上雄一郎氏が社長に昇格した。
背景にコロナ禍からの正常化
そのほかにも、女性に人気のブランド「アース ミュージック&エコロジー」などを展開するストライプインターナショナルでは、20年3月に創業者の石川康晴氏が辞任した後を受けて社長を務めていた立花隆央氏が2月に退任、顧問だった川部将士氏が社長に就任している。
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