石油化学製品が低迷。
鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
2023年は石油化学(石化)製品の再編機運が一層高まるような1年になった。
化学業界は厳しい事業環境に見舞われている。11月には総合化学大手4社のうち、三菱ケミカルグループ以外の3社が、23年度(24年3月期)の通期の業績予想を下方修正した。22年度後半に悪化した石化と半導体関連や電子材料が好転せず、低迷しているためだ。
旭化成は業績不振だった22年度と比べると営業増益を見込むが、4社とも21年度の水準には届かない。
住友化学は石化で国内の不振に加えサウジアラビアの合弁事業ペトロ・ラービグの大苦戦もあり、過去最悪の最終赤字に沈む見通しだ。
2つの悪材料
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