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四季報記者が大予測! 24年の社会はこれが変わる マルチモーダル、太陽電池、冷凍おにぎり・・・

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どんな技術やサービスが社会を変えるのか。

ルーペで拡大される「2024」の文字
(写真:Supatman / PIXTA)

特集「2024大予測|産業・企業編」の他の記事を読む

鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

米オープンAIが発表した対話型生成AI「チャットGPT」は、業務生産性の向上に役立つとして2023年のビジネス界で注目の的になった。

24年以降は、どんな技術やサービスが社会を変えるのか。小誌の業界担当記者が誌上座談会で語り尽くす。

IT業界・武山記者 24年も生成AIの進化に注目している。気になっているのは「マルチモーダル生成AI」の進化だな。

これまでは文字データを入力する生成AIが主流だったけれど、これからは文字だけでなく画像や音声など、複数のデータを処理できるAIが増えていく。

手書きの数式をグラフに

例えば23年9月にオープンAIが有料ユーザー向けに発表した「GPT-4V」という機能では、手書きの数式の画像を入力してグラフにすることができる。

[IT業界|マルチモーダル生成AI]数式を手書きした画像を入力すると、その数式が正しくグラフで出力された

米グーグルが12月に発表したマルチモーダルモデル「Gemini」も音声や動画の入力ができる。入出力可能なデータの種類が増えれば、生成AIを活用する産業や仕事の幅はさらに広がるだろうね。

IT・髙岡記者 生成AIだけがIT業界の話題ではないよ。

24年はSNSのマッチングアプリ化が大きなトレンドになりそう。コロナ禍で出会いの機会が減ると、マッチングアプリが急拡大した。「ティンダー」を運営する米Match Groupをはじめ、日本でもペアーズなどが利用者を増やした。

ただ最近は、こうした専用アプリではなく、インスタグラムなどのSNSをマッチング用途で使うユーザーがZ世代を中心に増えている。

イーロン・マスク氏は、X(旧ツイッター)が24年に「本格的なマッチングアプリになる」と発言しているが、それはこうしたトレンドを踏まえてのこと。

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