人類が「AIカノジョ」に没入してしまう日は本当にくるのか? AIが生成する「夢の彼女・彼氏」ビジネスの可能性

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生成AIで仮想のガールフレンドを創造するビジネスは今後どうなっていくのだろうか(画像:Totallypic/PIXTA)
AI活用の世界的権威であるバーナード・マー氏が、企業によるAI活用の100以上の事例をまとめた書籍『生成AI活用の最前線』が話題となっている。
ここでは、本書から、生成AIを使って「理想のガールフレンド」を創り、ビジネスにしようとする動きについて抜粋、編集してお届けする。

すでに多くの企業が、生成AIを活用してまったく新しい種類の製品やサービスを生み出したり、既存のサービスや製品の内容を生成AIに合わせて再考したりしている。

生成AIを組み込んだ新しい製品とサービスの創出

少々気掛かりではあるが興味深い例として挙げられるのが、「ドリーム・ガールフレンド(DreamGF)」である。このプラットフォームは、生成AIを使って仮想のガールフレンドを創造するというものだ。

『生成AI活用の最前線』
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そう、読んで字のごとく、ドリーム・ガールフレンドでは理想の女性を、外見や性格を含めてデザインすることができる。

奇妙ではあるが、考えてみれば理解できる側面もある。すでに賢明なインフルエンサーたちは、自分の代わりにファンと会話をする仮想アバターを作成することで副収入を得ている。

もし人々が、自分の好きなオンラインパーソナリティの仮想アバターとチャットするためにお金を払うのであれば、個々人の趣向や要求にカスタマイズされた仮想ガールフレンドに対しても同様に支払うだろうというわけだ。

ドリーム・ガールフレンドのユーザーが選択できる外見の属性には、髪の長さ、人種、年齢、バストサイズなどがある。

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