生成AIの進化は著者や出版社のコンテンツ創作をどう変えるのか 生成AIによるストーリーテリングの新たな可能性

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生成AI
生成AIの進化は、著者や出版社のコンテンツ創作をどう変えるのか(写真:PUGUN_SJ/PIXTA)
AI活用の世界的権威であるバーナード・マー氏が、企業によるAI活用の100以上の事例をまとめた書籍『生成AI活用の最前線』が話題となっている。
ここでは、本書から、コンテンツの創造、制作、ストーリーテリングに影響する部分を抜粋、編集してお届けする。

ストーリーテリングは私たち人間の本質の一部である。

では、生成AIの登場はこの特有の人間的な娯楽にとって何を意味するのだろうか。

生成AIを使って物語を語る方法

実際、チャットGPTのようなツールは、詩やブログ記事、短編小説、さらには小説に至るまで、さまざまなコンテンツをすでに書くことができる。

『生成AI活用の最前線』
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そう、AIは今や人間のストーリーテラーと時には競い合える物語、ストーリーを創作することが可能だ。

しかし、生成AIは著者や出版社が新しい形のコンテンツを創造し、コンテンツ創作の側面(音声コンテンツを含む)を効率化するのにも役立つのである。

生成AIがまともな小説を書くことができるとは、信じがたいだろうか。2015年の初期の例として、小説『コンピュータが小説を書く日――AI作家に「賞」は取れるか』は、日本の文学賞の一次選考を通過するほどの評価を受けた。

また、2022年に発表されたデータサイエンティストのフォレスト・シャオによる『AIの内面――チャットGPTによる回想録(未邦訳)』は、チャットGPTが書いた初めての回想録となる可能性がある。

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