重要なポイントが2つある。
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(撮影:尾形文繁)
鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
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2024年の通信業界を見通すうえで、重要なポイントが2つある。1つは楽天モバイルの“復活”の行方である。
楽天グループのモバイル事業の契約数(MVNOなどを除く)は23年10月末に541万となった。10月単月では19万強の回線を積み増しており、足元では増加基調が強まっている。
楽天は20年4月に通信キャリア事業へ本格参入して以降、22年春ごろまで契約数を大きく伸ばし続けていた。
だが、データ使用量が1ギガバイト以下のユーザー利用料金を0円とするプランの廃止が響き、解約が相次いだ。回線数は22年末には450万を下回るまで減少していた。
800万回線で黒字化
ところが23年になると解約の動きが一巡したほか、楽天市場の出店事業者などの取引先を中心とした法人向けプランの提供開始が奏功した。回線数は再び増加へと転じ、8月末には節目の500万を超えた。
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