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「多様な機器で遊べる」がゲームの勝ち組となる 競争優位性のカギ握るマルチプラットフォーム化

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カギは「ゲームのプラットフォーム」だ。

バイオハザードのイメージ画像
マルチプラットフォーム戦略で旧作が売れているカプコンの『バイオハザード』(©CAPCOM)

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鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

任天堂、ソニーグループ、マイクロソフトという三つどもえのゲームハード業界。2023年は任天堂の強さが目立つ年だった。

5月に発売した『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は9月末時点で1950万本(出荷ベース)を販売する大ヒット。それに応じて発売から6年経つニンテンドースイッチも23年度上期に684万台を売り上げ、前年上期比で増加した。

4月に公開した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の興行収入が13億ドルを突破したほか、『ゼルダの伝説』の実写映画化も発表しており、ゲーム以外でも任天堂のIP(知的財産)を生かしたビジネスを拡大している。

スイッチの勢いはまだ続きそう

スイッチの後継機発売も噂されている。

一方、9月に開かれた決算説明会で古川俊太郎社長は「22年末にソフトメーカーに対して次世代機の説明を行った話や、23年夏の海外イベントにおいて新しいハードウェアのデモを行ったという報道があったが、いずれも事実ではない」と明確に否定。スイッチは24年も『ぺーパーマリオRPG』など人気シリーズの投入を予定しており、勢いはまだ続きそうだ。

ライバルのSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)も健闘している。

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