カギは「ゲームのプラットフォーム」だ。
任天堂、ソニーグループ、マイクロソフトという三つどもえのゲームハード業界。2023年は任天堂の強さが目立つ年だった。
5月に発売した『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は9月末時点で1950万本(出荷ベース)を販売する大ヒット。それに応じて発売から6年経つニンテンドースイッチも23年度上期に684万台を売り上げ、前年上期比で増加した。
4月に公開した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の興行収入が13億ドルを突破したほか、『ゼルダの伝説』の実写映画化も発表しており、ゲーム以外でも任天堂のIP(知的財産)を生かしたビジネスを拡大している。
スイッチの勢いはまだ続きそう
スイッチの後継機発売も噂されている。
一方、9月に開かれた決算説明会で古川俊太郎社長は「22年末にソフトメーカーに対して次世代機の説明を行った話や、23年夏の海外イベントにおいて新しいハードウェアのデモを行ったという報道があったが、いずれも事実ではない」と明確に否定。スイッチは24年も『ぺーパーマリオRPG』など人気シリーズの投入を予定しており、勢いはまだ続きそうだ。
ライバルのSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)も健闘している。
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