有料会員限定

コロナ禍で地獄を見た百貨店アパレルの現在地 百貨店における衣料品の売上高は15年間で半減

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
拡大
縮小

百貨店と二人三脚で繁栄を築いたアパレルメーカー。コロナ禍は長年のあしき慣習に終止符を打つ契機となった。

三陽商会スタイルストア
人気の婦人服ブランドを集積した三陽商会の新業態(写真:三陽商会)

特集「都心百貨店 消滅の先」の他の記事を読む

業績絶好調でわが世の春を謳歌する都心百貨店がある一方、駅前再開発でその存在意義が問われ、閉店する店舗も多い。
『週刊東洋経済』2月17日号の第2特集は「都心百貨店 消滅の先」。富裕層へとターゲットを切り替え、生き残りを図る各社の最新リポートをお届けする。
週刊東洋経済 2024年2/17号(介護 異次元崩壊)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年2/17号(介護 異次元崩壊)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

「初売りは正月の3日間でほぼ終わり。セールで売上高を引っ張るのが難しくなっている」(三陽商会の大江伸治社長)

4年ぶりに営業制限なく開催された、2024年の百貨店の初売りセール。だが期間、対象品とも例年に比べて減少している。1月末には、早くも春物の投入が前倒しで始まっているところもある。

こうした百貨店アパレルのセールが減ったのは偶然ではない。これこそが、コロナ禍で地獄を見た百貨店とアパレルがやっとたどり着いた現在地だからだ。

コロナ禍を機にモデル転換

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内