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識者が解説「決算書」を読み解くための重要ワード 投資・ビジネスに欠かせない55用語を一挙掲載

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必ず押さえておきたい。

書類を読むビジネスパーソン
(写真:nonpii / PIXTA)

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株式投資を始めた個人投資家にとって、最も必要なのは決算書を読むスキルである。それはビジネスパーソンも同じ。『週刊東洋経済』6月8日号の第1特集は「決算書で儲ける!」だ。
『週刊東洋経済 2024年6/8号(決算書で儲ける!)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

このページでは2人の識者に「決算書を読むための重要ワード」を列挙してもらった。

「上場企業への就職・転職を目指す場合、決算の開示情報から現状や今後の業績などを把握できることは役立つ。営業担当者が取引先候補の財務状況を知るのにも使えるなど、決算書を読む力が社会人にとっての基礎になるはずだ」

そう話すのは、目白大学経営学部准教授の高辻成彦氏だ。最初に覚えておきたい用語として「業績予想」「業界統計」を挙げた。

「主に業界団体が作成する業界統計は、個社と業界の比較に役立つ」。「前年同期比」や「増減の変化」「増減率の変化」は業績の変化をチェックするのに役立つ指標で「四半期ごとに見ることで業績の変化を捉えやすい」とアドバイスする。

「東京証券取引所の昨年3月末の要請で、株主還元強化が注目される。『総還元性向』『配当性向』『DOE』の設定の有無で企業の姿勢を知ることができる」

こうした用語は決算書や有価証券報告書だけではなく、「コーポレートガバナンスに関する報告書」に記載されるケースもある。「初心者であれば、わかりやすい決算説明会資料から読み始め、そこから詳細な財務データに入っていくと用語やその意味を理解しやすくなる」と高辻氏は話す。

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