決算書では、3つのポイントで企業の力を測ることができる。
![データを分析する人のイラスト](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/9/2/1140/img_92ed6e2241efa49b663d37f517d9884792075.jpg)
(写真:PIXTA)
株式投資を始めた個人投資家にとって、最も必要なのは決算書を読むスキルである。それはビジネスパーソンも同じ。『週刊東洋経済』6月8日号の第1特集は「決算書で儲ける!」だ。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/440/img_b6783cda0d094f19b892b9f580bf04ad420838.jpg)
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最初に安全性分析から解説していく。
①自己資本比率 貸借対照表は、期末における財政状態をまとめた表であり、資産、負債、純資産の3つで構成されている。負債と純資産には「どこからお金を集めているのか」が書かれており、資産には「その集めたお金を何に使っているのか」が書かれている。負債と純資産の違いは、集めたお金の返済義務があるかないかの違いだ。資産、負債、純資産の3つの大小関係を見れば、会社の安全性を大まかに測れる。
貸借対照表のボックス図の右側のうち、純資産の占める割合が大きい会社は、株主から集めた資本金や自社で稼いだお金など、返済義務のない資金によって賄っている会社であるため、安全性が高い会社といえる。
負債が多いと安全性が低い
逆に、負債の占める割合が大きい会社は、資金調達の大部分を返済義務のある借金などに頼っている会社であるため、安全性が低い会社といえる(下図上)。
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