また、「自社にカルチャーフィットする人材を採用するためには、どうすればよいですか?」という企業からの相談もよくあります。
しかし僕は、「カルチャーフィット」よりも「カルチャープラス」という考えが大事だと思っています。
「うちはこういう考え方だから」あるいは「こういう経歴の人をとるべき」などと自社のカルチャーに固執しすぎると、「同質的な考え方」を持った人たちの集まりになってしまい、変化対応力に欠けた組織になってしまいます。
レガシーな日系大企業は人材を「企業文化に染め上げる」ことが得意ですが、カルチャーフィットを意識しすぎると、「金太郎飴」的な組織になっていくのではないでしょうか。
「既存社員が持ち合わせていない、『ゴール到達』に役立つ考え方や経験を持った人」を積極採用する、「カルチャープラス」の考え方がおすすめだということです。
「カルチャープラス」は、組織に「新しい風」を入れ続けて停滞・硬直化を防ぎ、進化スピードを速めるという考え方です。
実際にGAFAをはじめとした世界のエクセレントカンパニーは、「多様性(diversity)」を成長の原動力にしています。
中小企業こそ「社長」の想いが肝心
スタートアップの採用担当者からは、
という相談もよく受けます。
規模の小さなスタートアップや中小企業にとって、会社の「格」で比較される戦いに持ち込まれると、勝てる理由はほとんどありません。
唯一の勝ち筋は「会社」ではなく「社長(CEO)」で選ばれることです。
「いい人材」を採用したければ、社長自身が、リーダーシップや魅力を発揮すべきなのです。
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