「親に認められたい」完璧主義が裏目に出る人生 仕事も人間関係も―「親の支配下」という恐怖

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本人が大人になっても気づかないことが多い(写真:Fast&Slow/PIXTA)
コロナ禍を経て、それまでうやむやにしていた「生きづらさ」を強く意識する人が増えているようだ。『親といるとなぜか苦しい:「親という呪い」から自由になる方法』は、そんな生きづらさの背景に「一見すると普通の家庭に潜む、大人になれない精神的に未熟な親との関係」があると説く。
前回の記事では、『「繊細さん」の本』の著者でHSP専門カウンセラーである武田友紀氏に、この親子関係を背景とした生きづらさについて紐解いてもらった。ここからは、子ども時代の「生存戦略」として身につけ自分を追い込んでしまう「親の声」から自由になる方法について語ってもらった。

生きづらさを解消する「9つの自由」

親といるとなぜか苦しい: 「親という呪い」から自由になる方法
『親といるとなぜか苦しい:「親という呪い」から自由になる方法』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

子どものころに接した「親の意見や信念」がいつしか自分自身の声となり、生きづらさにつながることは前回の記事でお伝えしました。無意識に浮かんでくる「〇〇すべき」「〇〇しなければいけない」といった親の声に気づき、違う選択肢があることに気づけると、少しずつ生きやすくなっていきます。

書籍『親といるとなぜか苦しい:「親という呪い」から自由になる方法』では、それを「9つの自由」としてまとめています。

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