1人で8億円稼ぐ!超カリスマ添乗員の素顔 「適材不適所」配属から、なぜ大逆転できた?

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これでも、いちサラリーマンです(撮影:ヒラオカスタジオ)
「起業」という言葉は、起業家のためだけにあるものではない。「業(なりわい=仕事)を起こすこと」は、組織の中でもできる。いやそれどころか、新しいビジネスを生み出さなければならない組織人にこそ必要とされるアクションだろう。
さあ立ち上がれ組織人。今、あなたの立場で、業は起こせる。それも、上手にやれば大規模に。本連載では、会社をはじめとする「大組織」で、“変わり者”だと思われても“変えること”に挑み、新たな仕事をつくり出す「組織内変人」を紹介する。

 

自分の強みを活かせる仕事がしたい。しかし、会社や上司は「潜在能力」に気づいてくれない。個人の思いと会社の思いがチグハグのまま、望まない配属・異動を命じられ、このままずっと不得意な仕事をやらされ続けるのだろうか……。

消沈するのも嘆息するのも自由だが、本人の実力を示して周囲を納得させない限り、労働環境は変わらない。「潜在能力」に気づいてもらえないならば、「顕在能力」にするまでだ。

そこで今日は、自分の生き様を貫き、目に見える実績を残しながら社内外に確固たる自分のブランドを築き上げてきた“有名変人”をご紹介しよう。

タレント顔負けのスーパーサラリーマン

テレビをつければ、著名タレントと一緒にゴールデン番組に登場。ラジオでは、メインパーソナリティーとして番組を進行。自身が監修したアメ、お茶、パン、ラーメンが出れば、あっと言う間に完売。

会員数約2万2000人のファンクラブを持つこの人物の名は、平田進也。あまりの人気ぶりにタレントなのかと思いきや、なんと!本業は大手旅行代理店・日本旅行に勤める添乗員だというから驚きだ。

だからと言って、副業にかまけている「名ばかり添乗員」と思うなかれ。「ナニワのカリスマ添乗員」の異名を持つ平田さんは、いつでも顧客から引っぱりだこ。年間8億円に迫る業界ダントツの売り上げを個人でたたき出す、まさに自分のやりたいことを実現させながら会社もハッピーにするスーパーサラリーマンなのである。

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