1人で8億円稼ぐ!超カリスマ添乗員の素顔 「適材不適所」配属から、なぜ大逆転できた?

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「親友の(テレビ番組の人気司会者)宮根誠司さんから『一緒に(会社を)辞めよう』と声を掛けられたことがあります。僕が『辞めへん』って言うたら、宮根さんからは『平田さん、意気地なしやな~』と言われました(笑)。

せやけど、天狗になって自分の力を過大評価したらあかんと思うんです。会社にいながらでも、本人次第で自分のやりたいことはできるんです」

最後に、もがきながらも志を実現しようと頑張っている“社内龍馬”たちに、平田さんがエールを送ってくれた。

「出る杭になって叩かれてダウンしている人はたくさんいると思います。ですが、いったん頑張りたいと思って入った会社で夢破れて辞めることほど悲惨なことはない。自分の生き様を貫いてくだい。やるのではなくて、やりきってください。

上司に褒められることは嬉しいことですが、そんなものより、お客様からの感謝の言葉が我々を大きくしてくれます。私たちが見るべきものは、“上司の顔色”ではなく、“お客様の笑顔”なのです」

多くの社内変人に会ってきて思うのは、変人は皆「視点」の変え方が上手いということだ。「会社」を逆さまに読めば「社会」になる。もっと視野を広げて「社会」を見つめれば、「会社」でも萎縮しないでやりがいのある仕事ができるようになる。平田さんは、そう教えてくれたように思う。

さて、次回の変人さんは?

さて、次回の変人さんは、飲料業界では超有名なあの外資系企業の「敏腕マーケッター」だ。

スタートしたときは弱小だったチームが、どのようにして日本だけでなく世界が注目するイノベーションを実現させたのか。その秘密を、余すところなくご紹介したい。

合い言葉は、変人ウォッチ!

※ 次回の掲載は5月1日(金)の予定です。お楽しみに!

川下 和彦 クリエイティブディレクター/習慣化エバンジェリスト

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かわした かずひこ / Kazuhiko Kawasita

2000年、慶應義塾大学大学院修士課程終了後、総合広告会社に入社。マーケティング、PR、広告制作など、多岐にわたるクリエイティブ業務を経験。2017年春より、新しい事業を創造し、成長させることを標榜するスタートアップ・スタジオに兼務出向。広告クリエイティブに留まらず、イノベーション創出に取り組んでいる。著書に『コネ持ち父さん コネなし父さん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ざんねんな努力』(アスコム)などがある。(撮影:原貴彦)

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