合格したいなら「みんなで勉強」は避けよう 勉強サークルには危険な「妖怪」がいっぱい!

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それで勉強した気になってはいけません(写真:にこまる / PIXTA)

学生時代だけでなく大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA/中経出版)も発売中
【勉強相談】グループで勉強するのは効果的
 こんにちは。4月に社会人デビューを果たした新入社員です。
 業務に宅建が必要で、勉強を始めたところなのですが、同じ宅建合格を目指す社内外の同世代が一緒に勉強をするサークル(?)に入らないかと、同僚に勧誘を受けました。
 基本的な活動としては、休日や就業後、カフェや貸し会議室などに集まって一緒に勉強する、時々わからない部分を教えあう、という以上のことはよくわかりません……。
 励ましあいながら一緒に勉強できるのは心強いかなと思う一方、自分のペースを乱されるかな、という懸念もあります。鬼頭さんはどう思われますか?
(20代、男性、会社員)

 

まさかサークルに入ろうなんて?

勉強サークル、いい響きですねぇ。カフェで寄り添いながら教科書を指しあう高校生たち、学校の図書館で円卓を囲んで話し合う学生たち。あぁ、なんてノスタルジックなのでしょう。

で・す・が、まさか社会人になってまで、本気で勉強会で試験勉強しようなんて思っていませんよね? 今日ははじめに言い切っておきます。「勉強会で勉強できるなんて思うな」と。

試験勉強に関して言えば、グループ学習は非常に効率の悪い勉強法です。具体的に申し上げるなら、グループ学習には2つの大きな落とし穴があります。

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