「丸暗記」至上主義では、必ず壁にブチ当たる

「イメージ化」で記憶は驚くほど定着する

「理解」と「記憶」を天秤にかけても優劣はつけられません(写真:oksix / Imasia)

学生時代だけでなく大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA/中経出版)も発売中
【勉強相談】「理解」と「記憶」は、どっちが大事?
 社内で義務付けられているため、定期的にTOEIC、TOEFLの試験を受験しています。ある程度のところまでは点数が伸びてきましたが、せっかくなのでもう少し上を目指したいと思い、勉強を続けています。
 その中でよく考えるのは、「理解する」のと「記憶する」のは、点数を出すうえでどちらが重要なのかということです。
 以前、鬼頭さんが記事で「全体を理解し記憶しやすくすることは必要だが、いくつかのポイントでは『丸暗記』しないといけない場面が出てくる」と書いていらっしゃるのを拝読しました。
 自分はどちらかというと「丸暗記型」で勉強してきたフシがあるのですが、確かに少し限界を感じる今日この頃です。アドバイスをいただけますと幸いです。
(20代、男性、会社員)

 

仕事も家庭も大事、うんうん

今回のご質問は「仕事と私と、いったいどっちが大事なの!?」的なご質問です。世の男性陣が一度は直面する試練とでも言いましょうか。非常に答えにくい(笑)。「そんなの、君に決まっているじゃないか!」とジェームズボンドよろしく、かっこよく言えればよいものの、本質的に、そもそも比べるものではないですよね。

さて、諸事情によりこの話題に深入りするのは避けますが、仕事も家庭も人生を支えるために必要なもの、という意味では共通しており、それらがあいまって「幸せ」や「充足感」を得られるのですから、甲乙なんぞつけられないのです。

そして、試験における「理解」と「記憶」も同じこと。「理解と記憶とどっちが大事なの!?」と聞かれても、それらがあいまって「試験での得点」に至るわけですから、二者択一ではない、というのが最初の立脚点です。

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