頭がいい人は、なぜ「青ペン」を使うのか? 受験生12万人の「口コミ」からブームに!

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青ペンで書きまくると、頭がよくなる?
「青ペンを使うと頭がよくなるらしい」――こんなうわさを知っているだろうか? 初めは「都市伝説」と言われたメソッドだが、ハーバード、東大、早慶などに合格実績が出たことで、受験生の間で口コミで広がった。その勉強法が今、ビジネスマンにも有効なメソッドとして注目を集めている。『頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法』の著者であり、この勉強法の考案者である早稲田塾創業者の相川秀希氏に話を聞いた。

――実際に受験生たちが使ったノートとペンを見せていただいたのですが、すごいインパクトですね。

初めてご覧になった方は、皆びっくりされます。「青ペン書きなぐり勉強法」には、難しいルールはいっさいありません。とにかく青ペンで、ノートに書いて書いて、書きまくる。このシンプルさが、ブームになったいちばんの理由ではないかと思います。

今、受験生の間では「青ペンで書くと覚えられるらしい」「成績が上がる」という口コミが、どんどん広がっています。

最初は「都市伝説」的なうわさにすぎなかったものが、早稲田塾の塾生たちがこの勉強法で東大、京大、早慶、医学部などの難関大学に現役合格を実現したことで、彼らの学校でも話題になり、先輩から後輩へ、そして大学生、社会人へ……と次々に拡散していったようです。塾の「外」にまでこれほど口コミが広がったことは、私としても「うれしい誤算」でした。

「時短」の必要から生まれた勉強法

――そもそも、この勉強法を考案されたきっかけはどんなことだったのでしょう?

最初に「青ペン」と言い出したのは1996年ですから、20年前ほど前ですね。早稲田塾では入塾生全員に、「本物の勉強法」ガイダンスというものをみっちり2時間やるのですが、その中でノートの取り方を教え始めたのがきっかけです。

実はこの勉強法が生まれた経緯として、早稲田塾が日本で初の「現役合格の専門塾」だったことが大きく影響しています。今でこそ大学全入時代と言われ、「現役生専門」の予備校や塾は増えてきていますが、浪人全盛期には、現役生には大きなハンデがありました。部活も授業もある高校生には、とにかく時間がない。浪人生に負けないように勉強するには、否応なく「時短」、すなわちスピードを意識しなければならなかった。

いかに効率的に勉強するか、記憶ができるかを考えたときに生まれたのが、この勉強法だったのです。

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