学生時代だけでなく大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!
久々のナメたご質問をありがとう
さぁ久々にきましたね。飛んで火にいる冬の虫さん。冬でも虫は燃えるんですよ。「社会人になって勉強の必要があるのか?」と聞くご質問者様にお伺いしたいのは、「じゃあ勉強しないで何するの?」ということ。盗んだバイクで走りだすんでしょうか。
まぁいいです。このような考えの方は仕事そのものが勉強という意識も乏しく、仕事を「こなす」ことに主眼を置いてしまいがちです。このままの姿勢では、10年後が目に見えます。「俺は頑張ってるのにあいつが認めてくれない」「あの上司じゃなければもっといろいろできるのに」と居酒屋で毎日のように繰り返し、「頑張ったってみんなが役員になれるわけじゃないんだから」と諦観ムードを漂わせて周りの足を引っ張るのが関の山です。
でもまぁ、100歩、いや1万歩譲って、ご質問者様のいう「勉強」がいわゆる座学であって、仕事から学ぶことで十分なのではないか、という趣旨であれば、という前提でお答えしましょう。
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