崖っぷちOL、エリートに揉まれ一皮むける

コンプレックスにSay Good-bye

「来世で頑張る」が口癖だった私が、今ではこんなことに(イラスト:かんべ みのり)
 きちんとした将来設計もないまま、大学を卒業後、フリーター→海外を放浪し、帰国後、東京でひとり暮らしを始めた非エリートアラサーOL・かんべ。
 どさくさに紛れて正社員の職に就くところまではよかったが、リーマンショックを契機とする転職活動で自分の市場価値の低さを思い知る。気がつけば世の中はエリートと非エリートに分かれており、自分は間違いなく後者。若さゆえの無謀さで、ここまで非エリートでも何とかやってこれたが、はたして10年後は……?
 また不況が襲ってきても、ひとりで生きて行ける経済力をつけよう、キャリア設計をこれからちゃんとしようと決意し、ビジネススクールに飛び込む。エリート勝ち組だらけのビジネススクールで非エリート女子が何を学んできたか、どのように仕事に生かされていったか、そしてどのように人生が変わっていったかについて、つれづれなるままに記す。

  

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 女の友情は血よりも濃く、恋より脆いのは常識であるが、ライフステージによってあっけなく関係が変化するのもまた真である。

同じ学校で机を並べていた同級生たちも、齢(よわい)30にもなると、よくもまあこれだけ選択肢が異なるなというくらい、多種多様な人生を歩んでいる。

学生時代の友人たちと久しぶりに会うと、ある友人は妊活で悩んでいたり、姑問題で悩んでいたり、子供の夜泣きで悩んでいたり、そうかと思えば違う友人は仕事で突然チームリーダーに抜擢されて困惑していたりする。

私は、と言えば、当時は体を壊して仕事がうまくいかず、収入も落ち、毎月の医療費を必死で工面していた時期だった。相談事を持ちかけられても、そもそも悩みの次元が高度すぎてわが身を憂うばかりで、まるで役に立たぬ。

仕事もダメ。体調もダメ。思考回路も後ろ向き。恋の兆しも見えぬ。人と会っても全然楽しくない。うまくいかないときは、何もかもがうまくいかないものだ。

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