崖っぷちOL、30歳で「財務諸表バージン」卒業

会社のおカネを知ることで、仕事も生活も激変した

会社のおカネを理解したら、自分のヤバさも見えてきた(イラスト:かんべみのり)
 きちんとした将来設計もないまま、大学を卒業後、フリーター→海外を放浪し、帰国後、東京でひとり暮らしを始めた非エリートアラサーOL・かんべ。
 どさくさに紛れて正社員の職に就くところまではよかったが、リーマンショックを契機とする転職活動で自分の市場価値の低さを思い知る。気がつけば世の中はエリートと非エリートに分かれており、自分は間違いなく後者。若さゆえの無謀さで、ここまで非エリートでも何とかやってこれたが、はたして10年後は……?
 また不況が襲ってきても、ひとりで生きて行ける経済力をつけよう、キャリア設計をこれからちゃんとしようと決意し、ビジネススクールに飛び込む。エリート勝ち組だらけのビジネススクールで非エリート女子が何を学んできたか、どのように仕事に生かされていったか、そしてどのように人生が変わっていったかについて、つれづれなるままに記す。

サラリーマン時代は給料の不満ばかり

非エリートOL・かんべみのりが、脳に汗かいてMBAに挑戦! 勇気を持って一歩踏み出せば、世界は変わる。クリティカルシンキング、マーケティング、会計、リーダーシップ他、今日から使えるMBAのフレームワークが、まんがで1時間で読める!

「頑張ったら1年で給料が倍になる例もありますよ」と聞いていたのだが……。

ハテ、私は頑張っていなかったのだろうか? 上半期は社長から特別表彰まで受けたというのに、おかしいなあ。

人生で3度目の給与査定の日、給与改定の通知を見て、私は愕然としていた。そもそもこの会社には2年前に第2新卒みたいな枠で入ったから、基本給は新卒とほとんど変わらない。新社会人1年目の税金ナシ期間もとっくに終わっている。社会に出たのが遅いことは自覚していたため、少しは覚悟していた。しかし私の覚悟など、ひとえに風の前のチリに同じ。

社会人経験を進めていくにつれ、懐具合は苦しくなっていく。だからこそ、次の査定の時期には少しは上がるに違いない、とそれなりの成果を納め、一縷の望みを託していたのだが……。

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