ビジネススクールに通う学生は、すでにエリート企業に勤めていて、さらに上を目指そうとする人たちが多かった(少なくとも崖っぷちにいる私にはそう見えた!)。名刺交換をしてもロゴに見覚えのある大企業だし、服だって持ち物だってオシャレだし、女性の場合は「小学生の娘と息子がいるんです」なんていうスーパーウーマンもいたりする。もう、同じ「女」として分類されてゴメンナサイ、という気分にすらなってくる。
だが、少数ではあるが、私と似たりよったりの非エリート道を歩いてきた人もいる(コールセンターで時給1000円のアルバイトからスタートした元専業主婦の方とか、高校中退の起業家とか……)。
入学前は、「私みたいな行き当たりばったりのバックグラウンドでも大丈夫かなあ」と心配していたのだが、アルバイト経験や知識や、MBAに直接関係がなさそうなイラストという特技でさえも、意外に役に立つことに気づいた。エリート企業にはエリートしかいないかもしれないけど、社会はエリートだけじゃないのだ! そして、開き直ると人生は途端に楽しくなる。
今回は、エリートだらけのビジネススクールでも輝く、非エリートならではの強みをご紹介したい。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら