【独自】「最大最悪の大失敗は君をCEOに任命したことである」=ニデック永守氏が後継社長を追い込むメールに書かれていた壮絶すぎる罵詈雑言
2021年に日本電産(現ニデック)のCEO(最高経営責任者)の地位を永守重信会長(現グローバルグループ代表)から引き継いだ関潤氏は、22年4月、社長兼COO(最高執行責任者)に降格。その5カ月後、業績悪化の責任を取る形で会社を去った。当時の永守会長は「外部にいい後継者がいると考えたのは錯覚だった」と述べ、自身と創業から苦楽を共にしてきた小部博志氏を後任に指名した。
昭和のモーレツ社員のごとき働きぶりを志向する「永守イズム」に異を唱え、時代に合わせた経営への転換を模索した関氏だったが、逆に永守氏の逆鱗に触れ、辞任に追い込まれたとみるのが妥当だろう。
永守氏の「標的」になったのは関氏だけではない。関氏と同じ日産自動車から招かれた吉本浩之氏、カルソニックカンセイ(現マレリ)から招かれた呉文精氏、シャープから招かれた片山幹雄氏ら、名だたる経営者が日本電産に入社しては時を経ずに去っていった。
「最大最悪の大失敗」
「日本電産創業以来50年余りの経営者生活において、最大最悪の大失敗は君を私が創業した日本電産の社長として採用し、信じ切って任せてCEOに任命したことである。悔やんでも悔やみきれない毎日である」
「日産のような会社で井戸の中の蛙のごとく自己満足の世界で『自分は出来る人間である』と錯覚して甘い、遅い、中途半端な仕事を40年近くやってきた人間」
「君と私の経営力の差は100倍以上はあると考えて、本当に基本から学び直していかないと、何処に転職しても役に立たないと思うぞ!」



















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