ニデック創業者・永守重信氏が「本人の意向」で突然の辞任、「説明責任を果たしてもらうためにも、会社は辞任を認めるべきではなかった」との指摘も
突然のことだった。モーター大手ニデックの創業者、永守重信氏が12月19日付で代表取締役グローバルグループ代表を辞任した。取締役会議長も辞し、非常勤の名誉会長となる。
50年以上にわたってニデックを率い、一代で売り上げ2兆円規模の企業に育てあげたカリスマ経営者だったが、「永守イズム」とも呼ばれる経営姿勢が短期的収益追求のプレッシャーとなり、不適切会計へとつながった可能性が指摘されている。
今回、わずか596文字の”お別れメッセージ”だけを残して表舞台から去ろうとしているようにみえる。今日の状況を招いた経営責任について、自らの言葉で直接説明しないつもりなのだろうか。
「誠にありがとうございました」
「ニデックの再生が最重要課題の今、私は、ニデックの経営から、身を引くことにした。今後のニデックの経営は、岸田(光哉)社長にすべて委ねる。これで、ニデックは、しっかり再生できると信じている。これまで、永きにわたり、大変お世話になり、誠にありがとうございました」
12月19日夜、永守氏はこう記した”お別れメッセージ”を発表した。ニデックのコーポレートコミュニケーション部によれば、記者会見を行う予定はないという。永守氏の近況を知る関係者は10月に「不適切会計の疑惑が浮上して以降、永守氏は意気消沈しているようだった。引退もあり得ると思う」と話していたが、実際、その通りになりそうだ。


















