出題者の「オハコ」を知らねば、合格は遠のく 試験バカを終わらせる、過去問使い倒し術

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部屋が参考書に占拠されているというあなたへ……(写真:plainpicture/アフロ)

学生時代だけでなく大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA/中経出版)も発売中
【勉強相談】過去問の活用方法を教えてください
 転職を機に会社での自分の付加価値を高めたいと思い、今年に入ってから宅建の勉強を始めました。
 以前、鬼頭さんは記事の中で「過去問を繰り返し解くべし」という趣旨のことを書いていらっしゃったと思うのですが、具体的にはどのように活用するのがいいのでしょうか。
 同じ出題形式のものを集めて集中的に解いたり、1回分の試験をフルセット試験時間通りに解いたりと、いろいろなやり方があるかと思います。
 また、解いた後の復習はどうするのがいいか、同じ問題を何度もやる意味があるかなども、気になるところです。ご回答よろしくお願いいたします。
(30代、男性、会社員)

 

詳しい活用方法は拙著をお読みいただくとして

ご質問ありがとうございます。過去問の活用方法、ですね。正直、拙著の内容は9割が過去問の活用方法なので、気をつけないとステルスマーケティングみたいになってしまいそうです。思いっきり本人なのでステルスでもないですが(笑)。

冗談はさておき、せっかくなので拙著に書いていないことも交えて述べさせていただきます。活用方法を考える前に、まず、そもそも過去問とは何なのか、ということを理解しておく必要があります。

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