子どもは言葉の内容より“親の感情”を受け取る
「早くして!」「遅れるよ!」という言葉が連呼される朝の風景。お子さんがいる家庭では珍しくないことだと思います。朝のみならず、「片付けて!」「宿題は!」と親が早くやってほしいことをあれこれ伝え、「親の思いどおりにやらない」と、そのたびにイライラしたりします。
やがてイライラはガミガミに変わり、さらに怒りの感情レベルが上がると怒鳴るという状態にまで発展したりします。この段階では、もはや感情のコントロールは困難です。
しかし、「声かけ」で子どもが変わることはまずありません。なぜなら、言葉には感情が乗っているからです。
とくに子どもは、親が言っている言葉の内容よりも“親の感情”を受け取っています。ですからイライラしながら発している言葉、ましてや怒鳴る言葉は、感情をただぶつけているだけで、内容はまったく伝わっていません。
ご質問された状況を変えていくためには、仕組みを作って回す方法があります。一定期間行うと習慣化されるため、イライラの種は徐々になくなっていきます。
仕組みは無数にあります。例えば、子どもはゲームであれば簡単に自主性を発揮して喜んでやりますね。これを活用して、たとえば「○分でできたらポイントゲット」など、ゲーム的要素を日常に取り入れた仕組みを考えてみるのです。
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