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「勉強する意味とは?」
果たしてこの質問に、明確に答えられる大人はどれくらいいるでしょうか。意外と少ないかもしれません。
もちろん勉強する意味はあります。もし、意味がないのであれば、とっくにこの世の中から勉強そのものは“絶滅”しているはずです。世界中で現在も子どもたちは同じような勉強をしているのですから、意味がないわけがありません。
しかし、少しここで考えたいことがあります。
「果たして子どもは本当に勉強の意味を知りたいと思っているのでしょうか?」
もちろん、勉強の意味を心から知りたくて問う子もいます。しかし、そうではないケースもあります。筆者がこれまで4000人以上の小中高生を指導してきた経験から、その判別を次のようにとらえています。
(1)の場合、子どもは純粋に意味を知りたいと思っていることがほとんどです。そのようなときには、勉強する意味を説明します。詳細については過去に記事「『勉強する意味は?』と問う子に刺さる言葉」を書いていますので、参照下さい。
大塚さんのお子さんは、おそらく(2)のケースだと考えられます。勉強しない子、勉強が嫌いな子が使う、「勉強する意味がわからない」という言葉は、勉強をしたくないときに使う方便がほとんどです。なぜなら、勉強はやってみないとその意味を知りたいという概念が出てこないからです。
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