子どもが言う「頑張る」は信頼できない
3学期制の学校では、先ごろ成績が出たところですね。各家庭では喜び、落胆、イライラ、怒りなどさまざまな感情が渦巻いたことでしょう。そのようなとき、親と先生が子どもに求める典型的な言葉があります。それが「頑張る」です。
筆者はこれまで35年間にわたり、中学生に勉強や勉強法を指導してきましたが、子どもが言う「頑張る」という言葉ほど信頼できないものはないと感じています。
学校の面談で、生徒は先生から今学期の振り返りと次学期の目標を問われ、「次は頑張ります!」という言葉で締めくくることが少なくありません。なぜか大人たちはこの言葉を聞くと安心するようですが、この言葉どおりに実行する子は非常に少ないものです。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら