(3)結果につながる教材
テストには試験範囲があります。ほとんどのケースでは学校で使用している教科書、問題集、授業プリントなどの教材から試験が作られます。逆に言えば、市販の問題集をいくらやっても点数は伸びないということになります。そのような教材は、学校の教材がマスターできた後に時間が余ったら行うものであって、それを疎かにして、教科書準拠ではない市販の問題集や学校の授業とはかけ離れた教材ばかりやっていても学校のテストの点数にはつながりにくいものです。
努力が報われる具体的方法を知る
以上、3つの条件についてお伝えしてきましたが、これらを直接子どもに伝えたいと親は思うかもしれません。もちろん伝えてもらってもいいのですが、子どもは親からの勉強に関する提案やアドバイスを受け入れないことが少なくありません。つい親はやらせようとして上から目線になってしまったり、指示・命令・脅迫・説得モードで言ってしまったりすることがあるからです。
親のアドバイスによって成功したら、その成果は親の手柄になり、自分の努力の結果ではないと思う子もいるぐらいですから、親子関係では勉強に関して面倒なところがあります。ですから「中学生以上の場合、子どもの勉強には親は介入しないように」と筆者はよくお伝えしていますが、それでは親のイライラやモヤモヤはいつまでも解消することがないかもしれません。そのため、(1)勉強に対するモチベーションを実践された後に、(2)成果を出す勉強法と(3)結果につながる教材を伝聞形(〜らしいよ)と伝えてみてください。第三者の話として伝えると子どもの心に響くかもしれません。
繰り返しになりますが、筆者の経験上どのような子どもたちも自分を伸ばしたいという「希望」を持っていると感じています。その希望が前面に出てくるためには、努力が報われる具体的方法を知る必要があります。
以上、参考になれば幸いです。
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