「子供がますます勉強しなくなる」親の接し方4NG 「勉強しなさい」「しなくていいよ」は両方NGです

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反抗 親子
子どもがますます勉強しなくなる「親のNGな関わり方」をご紹介します(写真:プラナ/PIXTA)
大学中退(教員免状ナシ)、ホームレス経験ありという異色の教育者・髙田康太郎氏。
生徒数がわずか2名で倒産寸前だった学習塾を数カ月で100人に増やしたことをきっかけに塾経営に乗り出す。
現在は学校の中に設置される「学内塾」を全国5校、中高あわせて7カ所で経営し、『勉強ぎらいな子に奇跡をおこす方法』を上梓した髙田氏が「子どもがひとりでにやる気を出す親の関わり方」について語る。

「勉強しなさい」と言っても、子どもが勉強しない理由

私は現在、全国で5校、中高あわせて7つの「学内塾」(学校の中に開設され、生徒の勉強をサポートする塾)を経営し、自らも講師として教壇に立っています(一部、学校の授業も受け持っています)。

いずれも保護者会や三者面談を頻繁に開くのが私のスタイルです。そこで多くの保護者の悩みを聞いてきました。

なかでも一番多いものが「子どもが勉強をしない」という悩みです。

「ゲームやYouTubeばかり見ていてちっとも勉強に身が入らない」「本をたくさん読んでほしいのにマンガしか読まない」「親の言うことを聞かない」などみなさん、おっしゃることは同じです。

そこでこの記事では、「子どもがますます勉強をしなくなる親のNGな関わり方」をご紹介していきたいと思います。

【親のNGな関わり方①】目標設定のないままに「勉強しなさい」と追い立てる

多くの子どもにとって、目的のない勉強は苦痛なものでしかありません。できれば勉強よりゲームやYouTubeを楽しみたいと思うのはあたりまえのことです。

では、どうすればいいのでしょうか?

重要なことは「何のために勉強をするか」という目的意識です。子ども自身が目標意識を持っていなければ、どれだけ親が「勉強しなさい!」と言っても、やる気を出すことができません。

では親のすべきことは何か。

まずは子どもと向き合い、本人が何をしたいかを聞き出してください

「日本を牽引する人になりたい」とか「ITの技術者になりたい」といった、大きな夢や具体的な職業でなくてもいいのです。

「こんなことに挑戦してみたい」「こんなことができるようになりたい」といったことでOKです。

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