コース数日本一「市原」のゴルフで街おこしの全貌 ジュニアの育成からスタートさせ裾野を広げる

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地方自治体と、日本プロゴルフ協会、地元プロゴルフ会の3者が連携協定を交わしゴルフを活性化させようという動きが出てきています(写真:buritora/PIXTA)

「ゴルフで街おこし」の成功例になるだろうか。

ゴルフ場を抱える地方自治体と、日本プロゴルフ協会(PGA)、地元プロゴルフ会の3者が連携協定を交わし、地域のゴルフ場や練習場などの施設と、PGA会員という人を結び付けて、その地域のゴルフを活性化させようという動きが出てきている。

2021年9月に兵庫県三木市とPGA、兵庫県プロゴルフ会が協定を結んだのに続き、今年1月31日に千葉県市原市とPGA、PGA千葉プロゴルフ会が連携協定を結んだ。プロ会というのはPGA会員が在住している都道府県単位で作っている組織のことだ。

市原市はゴルフ場数全国1位の33コース、三木市は2位で25コースを抱えている自治体。せっかくあるゴルフ場を官民で活用しようというのがこの協定の狙いだ。

協定の大まかな内容は、連携事項として、

(1)ゴルフの聖地への取り組みの活性化に関すること
(2)ゴルフの普及、振興に関すること
(3)ジュニアゴルファーの育成に関すること

とある。

高まる期待感

このほかにも、小学生ゴルフ体験授業(拡充)、ジュニアゴルファーの練習環境の充実、中学生のゴルフクラブの創設を挙げている。

(左から)PGA吉村会長、市原市小出市長、千葉プロ会比嘉副会長(筆者撮影)

連携協定書にサインをした後に会見した小出譲治市原市長は「ゴルフの街市原市としてゴルフを通した街づくりをしていきたい。将来、ゴルフの街からゴルフの聖地になるようにしていくには、PGAは心強いパートナーになる」と期待感を話した。

吉村金八PGA会長は「PGAはジュニアの育成に力を入れています。ゴルフの底辺拡大と地域貢献を応援することでゴルフを長くやってもらいたい」とし、千葉プロ会の比嘉勉副会長は「市原市に移住して40年になり、ゴルフ界での経験を生かして協力したい」と話した。

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