30代が辞めていく…育児中の教員8人が語る窮地 「育休復帰が怖い」と語る先生たちの絶望

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育児中の女性の先生たちの大変すぎる状況とは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【相談】
3人目育休中、現役小学校教員です。30代、育休を経て、育児中の同世代の教員仲間がとても疲弊しています。人間性も能力も高いのに、現場で心身がすり減って辞めたいと言っています。
1人、2人の話ではありません。30代後半40代の教員の採用率が低かったこと、ベテラン勢が退職したこと、育休明けのフォロー体制がないこと、若手の大量採用、保護者の要望の多様化、学校システムの問題など、原因はいろいろあると思いますが、このまま彼女らが辞めてしまったら、保護者に共感し教育ができる人材がどんどん減ってきてしまいます。
自分自身も復帰が非常に怖いです。子育て中のお母さん先生たちが心身を健やかに仕事や育児をするためにはどのようなことを心がけていけばよろしいでしょうか。
(仮名:千田さん)

育休中の現役教員がおかれている切実な状況

この質問をいただき、大変衝撃を受けました。筆者は、かつて東京の私学の経営者として学校教育の現場にいたことがあり、教員の仕事量、活動量の多さについてはよく知っていました。しかし、その学校では女性教員が少なかったこともあり、子育て中の女性教員の方々がおかれている状況がここまで切実であるとは、実際には体感してきたことがなかったのです。

今、学校と先生方は、さまざまな変化の波にさらされています。

「公立小学校の教員採用試験倍率の大幅な低下」「精神疾患による病気休職者数が過去最多」「教員不足」「教員のブラックな働き方」「コロナ禍による通常業務以外の業務増加」「プログラミング・英語教育・アクティブラーニングなどの新しい教育の導入」「GIGAスクール構想によるタブレットを使った教育」などなど。こうして一覧にしただけでも、先生方の大変さが感じられるのではないでしょうか。

ただ、日ごろ先生方の状況について、一般の保護者などが詳しく知り得る機会は少なく、育休中の現役教員の方々の実態も、広くは知られてはいません。

そこで今回、まずは実態を把握するために、育休中または育休を経験している女性教員の方、とくに小学校教員の方々に呼びかけたところ、全国から、予想を超える数の声が集まりました。

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