頑張りすぎて「潰れそうな子」にかけたい響く一言 「ゆっくりしたら」では子どもには届かない

✎ 1〜 ✎ 204 ✎ 205 ✎ 206 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
わが子が、自分のキャパシティ以上に頑張りすぎて潰れてしまうのではないかと心配する親。いったいどうしたらいいのでしょうか(写真:Mills/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【相談】
中1の娘がいます。好奇心が強く、気遣いもできる子です。中学に入り、勉強、部活、習い事、友人との交際など、多くのことを楽しんでいましたが、最近は疲れが溜まっているのか、成績が低迷し、何かと中途半端になり、学校もギリギリ頑張って登校している状況です。スマホでの友達とのやりとりにも疲れが出て無気力になっているように感じます。
そんな状態なので、もっとやることを減らしてみたらと言っても、「頑張る!」の一点張りで困っています。このままだと潰れてしまうのではないかと心配です。どのように話をしていけばいいでしょうか。
(仮名:成田さん)

「頑張り屋さん」と褒められてきた?

お子さんは、とても頑張り屋さんのようですね。おそらく小さいときから、周囲からも「頑張り屋さんね」と言葉をかけられてきたのだと思います。その期待に応えようと、今も頑張っているのかもしれません。

この頑張りは時として、自分を追い込み、燃え尽き症候群にもなりかねません。今、まさに成田さんのお子さんはそのような状況にあるのだと思います。

筆者は「頑張り屋さんではなく、楽しみ屋さんになろう」とお話しすることがあります。楽しんでいるほうがストレスも少なく、パフォーマンスも高くなり、成果が出やすいからです。

次ページアドバイスが追い込んでしまう場合も
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事