実績の報告書ではあるものの、「実績がわかった」だけではなく、「課題」と「来期にやること」が加わることで、受け取った上司側は「こいつ、経営目線を持っている」「がんばりではなく、具体的な改善策を考えている」という印象を受けるのです。
ちなみに、パターンA、Bのどちらにも元々あった「(3)その他特記事項」は削除します。
これは、マーケティング部や営業アシスタントに直接伝えるほうが喜ばれますので、そちらに伝えるようといいでしょう。
また、Bの「(3)その他特記事項」は「気合いでがんばります!」ということは伝わるのですが、数字を求めている上司からは「こんなぼんやりしたことを書いているから営業成績が悪いんだ。具体的な目標はないのか? もしかして、何も考えずに仕事をしているのではないか?」と思われ、評価を下げてしまうことになりかねません。
報告書をはじめ、ビジネス文書には「がんばった感じ」や「いい人感」をふんわりアピールし、察してもらいたいという意図で書くと、受け取り手に「これは、結果を誤魔化しているんじゃないのか?」と思われてしまうことがあります。これはとてももったいないことです。
それよりも、「数字を入れる」、テクニック「比較を入れる」の方が効果は高いもの。
まずは、事実と数字。考えや目標のアピールは、事実と数字をベースにして「引き出された結論」として書いておく方がいいのです。
数字を変えなくても印象が変わる報告書のフォーマット
このように変えたほうが、たとえ同じ成績でも、上司の受ける印象はぐんとよくなります。
そして最後に、この「実績報告書のフォーマット」はこちらです。
このフォーマットを使えば、よい人事評価が受けられる書類が作れるはずです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら