文章力のない人は誰でもできる「型」を知らない 埋めていくだけで書ける「フォーマット」を公開

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
パソコンで文章を書いている女性
文章を速く、うまく書くコツをお伝えします(写真:JADE/PIXTA)
報告書や議事録を作成したとき、「いちいち書くのは面倒くさいな……会って話したほうが、結局、早くない?」と思った事はありませんか? または「自分は書くのが苦手だけど、文章力をどうつけたらいいかわからない」と思った事はありませんか?
その悩みは、「フォーマット」を手に入れることですぐに解決できます。新刊『THE FORMAT―文章力ゼロでも書ける究極の「型」』を発売した石倉秀明さんが、本の中に掲載している、7年かけて作り上げた「話すより速く、誤解なく伝わる」フォーマットを公開します。

「書くこと」にまつわる5つの誤解

ぼくの仕事は、「書く、読む」がコミュニケーションの中心です。ぼくの働く会社は、すべてのメンバーが、つねにリモートワークで働いている会社です。社員、業務委託を含んだメンバー数は1500人を超え、メンバーは世界23か国、国内では47都道府県に散らばって住んでいます。

ぼくは、一緒に働いているほとんどのメンバーに、一度も会ったことがありません。対面で仕事をすることはほぼゼロです。そして、この仕事の方法は、「コロナになって、仕方なく」やっているわけではありません。「書く、読む」で仕事を進めたほうが、より早く、より高い成果が上がるから、コロナ禍以前から「あえて」この方法を選んでいます。

ぼくの会社は、「コロナ禍以前から、全員がフルリモートワークで、ほぼ文章だけで仕事をしている変わった会社」「社員同士がほとんど顔を合わせたことがないのに、どんどん業績を伸ばしている不思議な組織」として、珍しがられていました。

そして、コロナが猛威を振るい、日本の中でも「リモートワーク」が増えてからというもの、リモートワークに関するたくさんの取材や相談を受けてきました。そこで受ける相談の9割近くは、「会わずに、文章で」仕事をうまく進める方法についてでした。

「書き方のコツさえつかめば、じつは会うよりも早く、楽に仕事が進むようになるんです」

取材に来てくださった方、相談を寄せてくれた方にこう話すと、うなずきつつも、「本当かな……?」という表情が浮かびます。

「この会社には、文章力の高い人が集まっているのですか?」という質問を受けたこともあります。でも、違います。

次ページ誤解なく伝わる文章は誰でも楽に書ける
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事