アイデアが出る会議と出ない会議の違い
「アイデア出し」の会議における資料の役割は、「参加メンバーがゴールに向けて議論する」ための土台となることです。
ただ、サンプルの会議資料は、ざんねんながら「議論が弾まない資料」になってしまっています。
なぜ、これでは議論が弾まないのでしょうか。では、見ていきましょう。
サンプルは、住宅関連企業グループの営業部の書類です。
(外部配信先ではフォーマットや実例などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
資料には、タイムスケジュール、予算、担当決めなど「決定するため」の項目が並んでいます。一見、これでしっかり会議を進められそうですが、最大の問題点は「何を目的として、どの項目を考える会議なのか」が書かれていないことなのです。
集客アイデアを出すための会議なのに、「何のために集客するのか」の目的や、「どうなれば成功と言えるのか」のゴールが見えていないのです。
たとえば、「本気で家を買おうとしている見込み客を集めること」なのか、「近くにいる家族連れを多く呼び込むこと」なのか。それで、会議で話すべき内容はまったく変わってくるはずです。
このように、「目的」と「ゴール」の前提条件が共有されないまま参加者が話し始めてしまうと、議論がぶれてしまうのです。
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