不毛な会議とアイデアが出る会議を分ける決定差 「進行表」の書き方次第で有意義な議論が進む

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基本的に1つの会議のゴールは1つに絞り、議題を分けながら効率的に議論を進めることが望ましいでしょう。

この例で言えば、会議のゴールは住宅展示場の好感度を上げることでも、マイホームっていいなと思ってもらうことでも、新規の住宅申し込み者を増やすことでもありません。

もちろん、副次的に好感度が上がり、住宅を売るのを目指すことにはなります。しかし、このイベントのゴールは10組の集客増。

この打ち合わせでは、そのためのアイデアだけを出し、どんなイベントを行うのかを決める以外のことは、しないほうが良いのです。

提案を資料に添付するのも有効

そして、会議のゴールに向かって具体的な議論ができるよう、提案を資料に添付するのもいいでしょう。ここでは「10組の集客増につながるイベント」の開催イメージです。

当日の状況としては……。

『THE FORMAT―文章力ゼロでも書ける究極の「型」』(サンマーク出版)

● 住宅展示場の近くにあるショッピングセンターなどにやってきたファミリー層を展示場に呼び込みたい

● 住宅を見に来たわけではない人たち

となると、お子さんが興味を持つのが一番の引きになります。

● 子どもが自ら行きたくなるイベントであること

● 子連れでも、親が困ることなく、快適に過ごせそうという情報が保護者に伝わること

前者なら、バルーンアートのプレゼントやキャラクターショー、駄菓子市、ゲーム大会などが考えられます。

後者としては、子ども向けトイレ、授乳やおむつ交換スペース、一時保育所などの完備、そして走り回っても大丈夫であることなどを伝えると効果的でしょう。

『THE FORMAT―文章力ゼロでも書ける究極の「型」』(サンマーク出版)
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