こうした具体性のある提案が添付されていると、アイデア出しも非現実的な内容にならず、ゴールに近づきやすくなります。
では、当日会議に入る前に送っておく資料の最終形はこちらです。
議論を始めるのは、前提がそろってから
ここから会議を始めると、「当日はゲーム大会を開催。商品として、バルーンアートをプレゼント。モデルルーム前に親子休憩所を設置する。呼び込みは、展示場外のスペースとショッピングセンターの入口で、メインの声かけ対象は30代のファミリー層」などと、スムーズに決めることができます。
そこで、当初の資料にあった次の項目の議論に入ることができます。
● タイムスケジュール
● 予算
● 担当決め
● 次回の打ち合わせ日程
1つ目の議題である「アイデア出し、イベント決め」が終わって初めて、2つ目の今日の会議の議題である「誰が何を担当し、当日までの準備を進め、当日のタイムスケジュールはどうするか等々」を話し合うことができるのです。
話し合いで重要なのは、担当決めの担当者を決め、その名前を次の資料に明記しておくこと。また、イベント全体の責任者も決めます。
この先、細かな部分で意見が割れたとき、誰が決定するかが定まっていれば、次回以降の打ち合わせ、準備がスムーズに進むからです。
会議終了後の議事録は、次のようになります。
このように、目的・考え方・流れを書いておくことで、「このアイデアは、ファミリー向けの集客にはそぐわないから、今回はやめよう」などの決断がスムーズになります。また、会議終了後も、「あれは誰に聞けばいいんだっけ?」と迷う時間がなくなります。
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