目標未達でも実績を印象良くアピールする超テク 変えられない数字も「比較」を使えば見た目が違う

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一方、年次の目標を達成できなかったパターンBの場合も、明確に数字を書きましょう。たとえば、去年比が伸びているとアピールできる点があれば、未達ですが面目は保てる内容になります。

たとえば、部署内での比較をしてみる。または、前年の同エリアの数字と比較してみる。または、アタック数の中での契約数の達成率を出してみる。

このように、「どの数字と比較するか」で、この書類が与える印象は変わります。

そして、その数字が(2)以降の項目に書く内容の説得力を高めてくれます。

『THE FORMAT―文章力ゼロでも書ける究極の「型」』(サンマーク出版)

続いて、「(2)振り返り」です。

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現状のパターンA、Bの「振り返り」は感想文に近い仕上がりで、散漫な印象です。

そこで、「目標達成のために立てた戦略」と「実際に実行してみての振り返り」の組み合わせに整理します。

そして実績の数字をもとに、「1トピック、1メッセージを徹底する」を意識して書きます。

具体的には、

① 「目標達成のために立てた戦略」
② 「実際に実行してみての振り返り」
③ 「来年度への課題」

この3つの組み合わせにして書く方が伝わりやすくなります。

「がんばり」「やる気」を評価してもらう書き方

振り返りを整理したら、新たな項目「(3)課題」を加えるといいでしょう。

「振り返り」を踏まえて、課題点を見いだして来期の営業活動にどう活かしていこうと考えているかを書き加えると、建設的で完璧な報告書に近づきます。

ここで「課題」を書くことで、上司からの評価は一気に上がります。

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