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エンタメの歴史を塗り替えた「力量」
テレビ界最高峰のエミー賞で史上最多59賞受賞歴を持つドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」待望の新作が現在、U-NEXTで配信中です。タイトルは「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」。8月22日の配信開始以降、血みどろの最新話が毎週月曜に更新されています。全10話の前半戦を終えたところで公式スピンオフ作品としては、あの最低評価を超える満足度です。
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あの最低評価とは、「ゲーム・オブ・スローンズ」のラストを飾った最終話のこと。全8シーズンにわたって、他のファンタジードラマとは一線を画した残虐性と欠点だらけの登場人物が複雑に絡み合う物語は最大限に夢中にさせてくれますが、唯一の欠点とも言えるのが結末でした。
生き残る者も死にゆく者も一緒くたにした唐突な終わり方だと感じただけに、少々残った消化不良を解消する1つの役割が新作「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」にはあるのかもしれません。シリーズを象徴する“鉄の玉座”をめぐった血肉の争いを再び描きつつ、新作は「ゲーム・オブ・スローンズ」より約200年前を舞台に、ドラゴンの血を引き、プラチナ・ブロンドの髪を持つ無敵の名家「ターガリエン家」に焦点を当てています。
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