マイメロディとクロミが主役!《サンリオ》の“ストップモーションアニメ”が「Netflix世界2位」に躍進のワケ 

✎ 1〜 ✎ 141 ✎ 142 ✎ 143 ✎ 144
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
クロミ
マイメロディ(右)は今年で誕生50周年、クロミは20周年を迎える。今も変わらずサンリオの売れっ子キャラクターにある(画像:Netflix)
Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。
この記事の画像を見る(3枚)

「世界クロミ化計画」の一環

サンリオキャラクターのストップモーションアニメ「My Melody & Kuromi」がNetflixの非英語シリーズ部門で世界2位を獲得。好スタートを切っています。

欧米からアジア、アフリカの地域までくまなく週間TOP10入りする人気ぶりです。意外にも日本ではランク外ですが、世界先行ヒットを飛ばしています。

サンリオキャラクターがNetflixシリーズとして全世界配信されるのは今回が初めてです。世界的に人気のあるIPを抱えるサンリオですから当然の流れなのかもしれません。ただし、看板娘のハローキティを差し置いて、うさぎキャラクターのマイメロディとクロミを主役にしたのには訳があります。

サンリオにとってNetflixでの作品化は「世界クロミ化計画」プロジェクトの一環として位置づけられています。ざっくり言えば、クロミちゃんのファンダムを拡大するために仕掛けられているものです。

絶賛売り出し中のクロミちゃんはマイメロの“自称ライバル”として2005年に誕生したキャラクターでツンデレタイプ。黒い頭巾にピンクのドクロマークをトレードマークに装いも今どきです。昭和生まれのわかりやすい愛されキャラのマイメロとは対照的な設定と言えます。

6月29日にサンリオが発表した「2025年サンリオキャラクター大賞」では4位に位置づけ、マイメロやキティちゃんよりもすでに売れっ子なのです。アジアやヨーロッパの国でTOP5入りもしています。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事