田中圭主演Huluドラマが「ほどよくあざとい」理屈 “おっさんず"再来から始まる「死神さん2」

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9月17日から配信開始された田中圭主演Huluオリジナルの刑事ドラマ「死神さん2」はあざとさが程よい作品だ(写真:Hulu)
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Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

田中圭演じるクセが強いキャラクター

主演は売れっ子の田中圭、監督は「トリック」などを代表作に持つ堤幸彦という人気取りの組み合わせながら、中身は脱力系。9月17日から配信開始されたHuluオリジナルの刑事ドラマ「死神さん2」はあざとさが程よい作品です。力の抜け方は乱立する動画配信サービスの状況を逆手に取っているようにも見えます。

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ドラマ「死神さん2」は推理作家の大倉崇裕による『死神さん 嫌われる刑事』(幻冬舎文庫)を原作に映像化したもので、全6話のHulu独占配信のオリジナルドラマです。1年前に作られた前作に続き、新作のシーズン2も冤罪事件を扱う1話完結型の刑事ドラマが展開されています。

田中圭が演じるのは「死神」と呼ばれるクセモノ刑事・儀藤堅忍(ぎどうけんにん)という人物。猫背で目深な帽子を被りながら、ボソボソと陰気に喋る謎めいた主役です。警視庁内のとある部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査していきます。

想像以上にクセが強いキャラクターを設定したのにはワケがあります。堤監督曰く、「すごく器用で表現力のある彼を、あえて型にはめてみたら面白いものができるのではないかと考えて始まったのが『死神さん』という作品」だそうです。

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