人と同エリアに入らない「パンダ間接飼育」の意味 ひとり立ちと間接飼育を開始、楓浜成長の記録
ジャイアントパンダ、楓浜(ふうひん)のひとり立ち後の様子を紹介する後編。ひとり立ちに合わせて新設された遊具の特徴や、新居でのパンダの公開事情も伝えます。
楓浜、新たなステップ
アドベンチャーワールドで生まれた1歳の雌のジャイアントパンダ、楓浜が新たなステップに進んだ。2022年6月上旬から、人が動物と同じ空間に入らないで飼育する「間接飼育」へ移行したのだ。
パンダは成長すると力が強くなり、牙や爪も鋭くなる。すると飼育スタッフがケガをする恐れがあるので、直接飼育から間接飼育に変える。その時期について、アドベンチャーワールドでは、パンダの体重が40~50kgになったときを目安にしている。
楓浜は2020年11月22日に体重157gで生まれ、2022年5月下旬時点で55kgになった(参照:『和歌山「赤ちゃんパンダ誕生」5つの異例な事情』)。赤ちゃんの頃は、母親の良浜(らうひん)だけでなく、飼育スタッフにもじゃれついて、時には掃除のじゃまをしたことも。間接飼育になったので、こうしたことはもうない。
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